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東海大学
ニューマン健康の理論
実践学習会

本学習会は、東海大学医学部・附属病院関連の方を対象に開催しています.

日々の看護に悩むことはありませんか?

  • 患者さんからの重い言葉、どう返したらよかったのかな
  • 今の自分に看護はできているのだろうか
  • 看護の意味ってなんだろう
  • ”理論”って難しいから理解できるかな
  • 理論に基づけば、看護の見方が変わるっていうけど...
  • 看護って何か、を言葉にしたいのになかなか言葉にできない
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学習会ではこんなことが学べます

日々のもやもやを語り合う
日々の看護のなかで、患者さんや家族とのやり取りや、患者さんへの関わり方など日々もやもや考えることを、参加者同士で対話します。お互いの話に誠実に耳を傾け、ニューマン理論の見方で見直してみることで、新たな気づきがあり、看護の見方が変わります。
理論のミニレクチャー
参加者全員がニューマン理論に精通しているわけではありません。毎回少しずつ、理論の理解を深めるために、本や文献からミニレクチャーを行っています。参加者のみなさんのニーズに合わせて講師が行うこともあれば、参加者が体験や学びからレクチャーすることもあります。聞いてもここはよくわからない・・など率直な質問もよくやり取りされます。そうして、お互いの理解を深め合います。
自分を見つめる
その日の感想や学んだことを書きます(”ジャーナル”と呼んでいます)。正直に自分を振り返り、思うこと・考えることを内省し書き表すと、自分の”パターン”が見えてきます。毎回、前回のジャーナルを振り返る時間がありますが、その中でも自分の変化に気が付けます。今後取り組みたい事も記載していきます。
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

学習会のビジョン

ニューマン理論に基づき看護を考え、
実践が変容する一歩踏み出し,
成長・成熟する豊かな環境の看護師となる

この学習会はこれまでも少人数ながら、理論への理解を深め、お互いの事例から自分の看護を見つめ、新たな看護へ踏み出すことをビジョンとして掲げてきました。”理論”と聞くとなんだか難しそう、と一歩引いてしまいがちですが、理論は私たちを支え、軸となってくれるものです。ぜひ一緒に、理論に基づき、これまでの患者さんへの見方を変え、看護の実践が変わりそして進化していく体験へ、一歩踏み出しましょう。

学習会の目標

1.ニューマン理論における、大切な4つのエッセンス 
(自己組織化/I care youの精神/パターン認識/ケアパターン認識)を通して理論への理解を深めよう

ニューマン理論には全体論に基づくいくつものエッセンスがあります。2024年度はそのうちの4つのエッセンスに注目して理解を深め、対話の中でも活用していきます。この4つのエッセンスは、看護実践でも活用しやすいので、初めて理論に触れる方の見方を変え、看護の力となるエッセンスです。

2.実践事例をニューマン理論に照らして意味づけよう

日々の看護実践のなかで、これでよかったのだろうか・傾聴だけで看護となっているのだろうか・看護の意味があったのだろうか・・・ともやもやする事例を語り合う場を作っています。そこには、自分の看護のありようであったり、患者さん自身のありようが開示されています。ニューマン理論に照らして考え、参加者たちと対話していくことで、新たな見方で看護を意味づけることができます。

3.仲間との誠実な対話を通して、自己のケアパターンを見出そう

もやもやしている事例を語ると、自分自身の中でも整理ができ、ニューマン理論に照らすことで、事例を新たな視点から見ることができます。他の参加者から、こんな風に見えるよ・こんな意味があったのでは、などと感じたままを誠実に対話をすることで、さらに事例を、深く理解し、自分のありようであるケアパターンが見えてきます。自分の事は自分が一番わかっているようで、自分では見えていないことをに対話の中で気がつくと、自分は本当はこう思っていたんだ、こういうありようなのだと腑に落ちる瞬間があります。自分を内省し、理解することは、自分の力に気がつくことです。それは、明日の看護の力となっていきます。

4.ニューマン理論に基づいた看護実践に一歩踏み出そう

ニューマン理論は、あくまでも実践ありきの理論です。机上の空論では終わりません。学習会でつかんだ理論を少しずつでも実践に取り入れていくことで、まず自分の看護実践が変わります。その一歩を踏み出す勇気を学習会が後押しします。理論を意識した看護は、患者さんに変化をもたらし、周りの看護師たちも変化が広がり、他の医療スタッフへも伝わり・・・と波紋のように広がります。

5.ニューマン理論を語り合える仲間の輪を広げよう

ニューマン理論が看護理論の全てではありません。学習会では時に、他の理論家の理論も取り上げます。理論は、看護への見方を教えてくれ、さらに理解を深めさせてくれるものです。そして、私たちの看護を言葉にすることを助けてくれ、看護に理論という根拠を与えてくれます。特に、ニューマン理論はお互いをありのままに語る、対話を大切にしています。対話は理論書を読んでも1人ではできません。看護を語り合える仲間が必要です。仲間は、自分の知らない一面や気がつかなかったことを教えてくれ、それが新たな看護へ踏み出す力となります。そんなお互いの力を引き出し合える仲間を大募集しています。
メリット
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ニューマン理論とは

マーガレット・ニューマン

ニューマン理論の生まれた歴史

活動的だった母親の影響を受けて育ったニューマンが高校を終えるころに、活動的で家族の中心だった母親がALSを患った。大学を卒業して家に戻るころには、母親は他者の手助けを全面的に必要とするようになっていた。

『母は身体的には動けなかったけれども、他のすべての人々と同じように全体的存在としての人間であることを私は学んだ。私は、母のことがわかるようになり、彼女を愛するようになったが、それは、もし彼女が身体的依存状態にならなければおそらく私が経験しなかったであろうような仕方であった。母の亡くなるまえに共に過ごした5年間は、ある意味では困難で疲れる窮屈な日々であったが、他の意味では緊張し愛情に満ちた拡張的な日々であった。』

『この現象を”健康”と呼ばないならば、なんと表現できるだろう』、とニューマンは語っている。こうしてニューマンは、疾病も疾病のない状態も全て健康であると、全体論の考えに基づき、ニューマン理論を展開していきました。
Newman, A.M. (1994/1995). 手島恵訳:マーガレット・ニューマン看護論 拡張する意識としての健康, 医学書院

ニューマンの主張

拡張する意識としての健康の理論 
Health as Expanding Consciousness

『どのような状況にいる人であっても、その状況がどのように無秩序で望みがないように見えようとも、拡張する意識の過程であることーもっとその人らしくなる過程であり、重要な生きる意味を見いだす過程であり、他者、そして万物とつながり、新しい高次のレベルに達する過程である』


『健康とは、疾病がある状態とない状態を合一化して進化する過程である。』

Newman, A.M. (2008/2009). 遠藤惠美子監訳:ニューマン理論・研究・実践研究会訳,マーガレット・ニューマン 変容を生みだすナースの寄り添い 看護が創りだす違い

ニューマン理論の4つのエッセンス

エッセンス1
自己組織化の力
困難の中にあっても、人は”内部の力”を使って新たな生き方を見出し、成長できる
エッセンス2
パターン認識
自分の”ありよう”を認識すること。自分が苦しんでいる意味がわかり、方向性を見出せる
(パターンとは全体論で使う言葉)
エッセンス 3
I care youの精神
何とか患者の力になりたい、という看護師の願い
エッセンス 4
ケアパターン認識
看護師が自分のケアのあり様を認識することで、新たなケアの方向性を見出せる
Step.1
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主催者紹介

今泉 郷子

東海大学医学部看護学科・医学研究科看護学教授

コアメンバー

東海大学医学研究科看護学専攻がん看護領域に所属する大学院生、東海大学医学部付属病院看護師、がん看護専門看護師、東海大学医学部付属八王子病院看護師、東海大学医学部看護学科教員

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サンプル 太郎
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対面・オンライン対応

対面・オンライン併用です

コロナ等の感染状況や、参加者の皆様の勤務地・勤務帯に対応するため、毎回対面とオンラインを併用しています。オンラインはZoomを使用し、リアルタイムで対話も行っています。

こんな方たちが参加しています

これまでの参加者は、臨床経験が数年目の方~20年超の臨床看護師(病棟や外来など様々)、がん看護専門看護師、精神専門看護師、看護学科教員、看護学専攻の大学院生・看護学部の学生の方たちでした。参加者の中には、「ニューマン理論を初めて聞いた」、「聞いたことはあるけど内容はよく知らない」という方も多くいました。初めての方でも、理論の解説をしながら、対話に参加できるように工夫しています。

参加申し込みは、各病院に配布しているポスターのURLまたは、
下記問い合わせよりお申込みください
(本学習会は、東海大学医学部及び東海大学附属病院関連の方を対象に開催しています)

2024年度 開催日程

2024年  4月  20日(土)13:00~15:00
2024年  5月  18日 (土)13:00~15:00
2024年  6月  22日(土) 13:00~16:00
(6月より対話の時間をより充実させるため,時間を延長しました)
2024年  7月  27日(土) 14:00~17:00
2024年  9月  21日(土) 13:00~16:00

2024年 11月   9日(土) 13:00~16:00 (オンラインのみ)
2024年 12月 14日(土) 14:00~16:00
2025年  1月  18日(土) 13:00~16:00
2025年  2月    8日(土) 13:00~16:00 (オンラインのみ)
2025年  3月  15日(土) 13:00~16:00

開催場所:東海大学伊勢原校舎 3号館看護実習室B オンライン(Zoom)併用 
*日程や場所は、都合により変更になる場合があります。
その際はHP・Facebookまたはメールでお知らせします。

その他の学習会・学会

NPO ニューマン理論研究・実践研究会
学習会  2024年 10月 19日(土)
対話集会 2024年 10月 20日(日)
学習会  2025年  2月  16日(日)
 *詳細は,NPOニューマン理論研究・実践研究会のHPをご覧ください
日本がん看護学会学術集会 in札幌
2025年 2月 22日(土)~23日(日) *2月22日 10時~交流集会
*詳細は,日本がん看護学会学術集会のHPをご確認ください

過去の学習会情報(現在準備中です)

過去の学習会の内容については、下記リンクをご参照ください

お問い合わせ

お問い合わせは、下記のボタンより、メールでお気軽にどうぞ。

*学習会への参加申し込みは、下記ボタンより 
①お名前 
②ご所属 
③参加希望日時 
④対面参加orオンライン参加のいずれか 

をご記載いただき送信してください。

*返信には数日お時間をいただく場合があります。

(下記QRよりメール画面に飛ばない場合は、お手数ですがtokai.newman.2023@gmail.comを入力の上、ご連絡ください)


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もっと理論を学んでみたい方へ・・・

特定非営利法人(NPO)
ニューマン理論・研究・実践研究会
参考文献
1)マーガレット・ニューマン看護論 拡張する意識としての健康原著:Margret A. Newman 訳者:手島 恵 医学書院 (1995)
2)変容を生みだすナースの寄り添い 看護が創りだすちがい監訳:遠藤 恵美子 訳者:ニューマン理論・研究・実践研究会 (遠藤恵美子・嶺岸秀子・久保五月・諸田直実・髙木真理) 医学書院 (2009)
3)マーガレット・ニューマンの理論に導かれた がん看護実践 ナースの見方が変わり,ケアが変わり,患者・家族に違いが生まれる 編著:遠藤惠美子・三次真理・宮原知子 看護の科学社(2014)
4)希望としてのがん看護 マーガレット・ニューマン“ 健康の理論”がひらくもの著:遠藤 恵美子 医学書院 (2001)
5)オン・ナーシング:看護の科学新社 *年2回ニューマン理論について掲載されています